モデルコース
まず大魚神社の海中鳥居へ。「肥前浜宿・酒蔵通り」で昼食。地酒の飲み比べも楽しめます。日本3大稲荷の「祐徳稲荷神社」を訪れ、日本三大美肌の湯「嬉野温泉」に宿泊。翌日は「天茶台」で嬉野茶を味わいます。
約300年前(1693年頃)島に置き去りにされた代官が大魚(ナミノウオ)に救われ、 感激した代官は魚の名を取って「大魚神社」を建て、岸から約2丁(約200m)の海中に鳥居も建てたといわれています。この鳥居は沖ノ島との間の鳥居であり、30年毎に建立する習わしが今も伝えられています。
場所/佐賀県藤津郡太良町多良1874-9地内
肥前浜宿は浜川の河口につくられたまちなみで、室町時代には町として成立していたと考えられています。
江戸時代は長崎街道多良往還(多良海道)の宿場町として、また有明海に臨む港町として豊かなまちなみがつくられました。
平成18年4月に茅葺町家と桟瓦葺町家が軒を連ねる在郷町「浜庄津町浜金屋町」(はましょうづまちはまかなやまち)と白壁土蔵造りの酒蔵が数多く残る醸造町「浜中町八本木宿」(はまなかまちはちほんぎしゅく)の2地区が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
浜中町八本木宿は通称「酒蔵通り」と呼ばれ、酒蔵見学なども行っており、茅葺の武家屋敷「旧乗田家住宅(市の重要文化財指定)」や「継場」などの建物も見ごたえがあります。
もともとは廻船問屋だったという、1916(大正5)年から続く造り酒屋さん。酒造り工程の一つの、タンクをかき混ぜる「櫂入れ」の疑似体験などインスタ映えするスポットや、昭和の懐かしいグッズの展示もあり、楽しみながら見学できます。ここでしか手に入れることができない銘柄「肥前浜宿」といったお酒や、あま酒など自慢の逸品のお酒を試飲してお気に入りの味を見つけてください。夏は氷の盃で試飲ができます。
伏見稲荷と笠間稲荷とともに日本三大稲荷に数えられる神社。地元では「祐徳(ゆうとく)さん」の愛称で親しまれています。 貞享4(1687)年創建。鹿島藩主鍋島直朝(なおとも)の夫人花山院萬子姫が京都から輿入れする際、京都御所内の花山院邸に鎮座する稲荷大神から分霊されたものです。木々の緑に映える建物の鮮やかな朱色が印象的で、神殿、拝殿、楼門など主要建物は総漆塗り。石壁山を背後にして本殿がたち、山裾の広い境内には楼門、神楽殿が立っています。その美しさから「鎮西日光」とも呼ばれています。
「日本三大美肌の湯」の一つに選ばれる嬉野温泉の湯。御影殿(大浴場)、浮世風呂(露天)、貸切風呂、内湯には全て自家源泉から直接温泉を注いでおり、豊かな湯でゆったりと疲れを癒していただけます。
眺望スポットで有名な「立岩展望台」の近くの副島園の茶畑には木製の平台が設置されており、その台は「天茶台」と名付けられ、ティーセレモニーを体験することができます。嬉野市街と美しい山並みを望める茶空間で素敵なひとときを。